西日本皮膚科
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治療
KG-2413の湿疹·皮膚炎群, 痒疹群および皮膚そう痒症に対する長期投与での臨床評価
KG-2413研究班
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1995 年 57 巻 2 号 p. 325-334

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抄録

湿疹·皮膚炎群17例, 痒疹群13例および皮膚そう痒症12例の計42例を対象としてフマル酸エメダスチンの4mg/日, 長期投与による有効性, 安全性および有用性を検討した。最終全般改善度採用例は36例(湿疹·皮膚炎群15例, 痒疹群10例および皮膚そう痒症11例)であり, 概括安全度採用例および有用度採用例は, ともに39例(湿疹·皮膚炎群16例, 痒疹群11例および皮膚そう痒症12例)であった。概括安全度採用例の平均投与日数は37日間であり, 最長は93日間であった。最終全般改善度は「中等度改善」以上で湿疹·皮膚炎群73.3%(11/15), 痒疹群80.0%(8/10)および皮膚そう痒症72.7%(8/11)であった。概括安全度は「安全性に問題なし」で76.9%(30/39)であった。副作用は39例中9例(23.1%)に11件みられ, 症状は主に眠気7件(17.9%)であった。有用度は「有用」以上で湿疹·皮膚炎群56.3%(9/16), 痒疹群72.7%(8/11)および皮膚そう痒症66.7%(8/12)であった。以上の結果より, フマル酸エメダスチンは湿疹·皮膚炎群, 痒疹群および皮膚そう痒症に対して, 長期投与においても臨床的に有用性の高い薬剤であることが示唆された。

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© 1995 日本皮膚科学会西部支部
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