西日本皮膚科
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症例
Annular Elastolytic Giant Cell Granuloma(AEGCG)とGeneralized Granuloma Annulare(GGA)との鑑別が問題となった4例
 
池田 祐輔秋山 正基飯島 正文藤澤 龍一
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1995 年 57 巻 3 号 p. 466-471

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抄録

Annular elastolytic giant cell granuloma(以下AEGCG)とgeneralized granuloma annulare(以下GGA)の異同は常に問題となっている。今回われわれは両者の病像を兼ね備えた4症例を比較検討した結果, AEGCGとGGAは同一ベクトル上にある疾患と想定するのが妥当と考えた。症例1: 70歳の女。両前腕, 両手背, 両足背の紅褐色から淡褐色の環状局面。症例2: 31歳の男。両下腿の紅褐色から淡紅色の環状局面。症例3: 36歳の女。項部, 前頚部, 右肩関節前面, 背部の紅褐色の環状局面。症例4: 30歳の女。左下腹部の褐色の局面。病理組織学的には病変辺縁隆起部における多核巨細胞の弾力線維の貪食像, その内側における弾力線維の消失および減少が程度の差はあるものの全例で認められ, これはAEGCGに合致する所見であった。一方膠原線維の変性, palisading granulomaなどGGAを示唆する所見も症例により程度の差はあるが認められた。

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© 1995 日本皮膚科学会西部支部
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