西日本皮膚科
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統計
サーベイランスからみた単純ヘルペスの統計
小野 公義
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57 巻 (1995) 3 号 p. 535-539

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抄録

兵庫県皮膚科医会が実施している皮膚病サーベイランスのうち単純ヘルペス, とくに1987∼93年の7年間に定点より報告された15,084例について統計的検討を行った。(1)1987年以後は, 1990年ごろより単純ヘルペスは増加傾向を示している。(2)月別の発症率をみると5, 6, 9月は発症が少なく, 暑さ寒さのきびしい2, 3, 8, 12月には多くなっている。(3)男女の性比は1:1.9で, 女性が男性の約2倍多い。とくに20歳代では女性が男性の3倍である。(4)年齢別分布では10歳代, 20歳代がほぼ同数で最も多く, 次いで0∼9歳と30∼50歳代がほぼ同数で続く。これを男女別にみると, 男性は0∼9歳, 10歳代と40歳代, 50歳代をピークとする2峰性, 女性は20歳代をピークとする1峰性のカーブを描き, 男女の年齢別分布に大きな差があることがわかった。このことは, 男性と女性の発症原因が異なる因子によって支配されている可能性を示していると思われる。

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© 1995 日本皮膚科学会西部支部
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