西日本皮膚科
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症例
化学療法に著明に反応を示したWerner’s Syndromeに合併した悪性黒色腫
吉田 雄一永江 祥之介今山 修平堀 嘉昭久保川 賢名和田 新
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1995 年 57 巻 4 号 p. 741-745

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抄録

48歳の男性。小児期より低身長であり30歳時に頭髪の脱毛, 37歳時に視力障害が始まり39歳時にWerner症候群の診断を受け, 以来糖尿病と低テストステロン症に対して治療中であった。1992年に左第一趾に小腫瘤が出現し徐々に増大, ’94年には疼痛を伴うようになり当科受診。病理組織学的に悪性黒色腫と診断されたがすでに肺転移をきたしていた。そこでparapratin, dacarbazine, vindesineによる化学療法を3クール施行し, 左第1趾にinterferon-βの局所注入療法を行ったところ原発巣, 転移巣ともに著明な縮小傾向を示した。

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© 1995 日本皮膚科学会西部支部
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