西日本皮膚科
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症例
塩酸サルポグレラートSaropogrelate Hydrochlorideが有効であったアレルギー性血管炎
前川 和代武居 公子平良 佳代青木 武雄上里 博野中 薫雄
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ジャーナル 認証あり

1996 年 58 巻 1 号 p. 16-18

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抄録

64歳の女性, 下腿に有痛性結節を伴う紅斑が約6ヵ月間みられた。病理組織学的に血管壁にフィブリノイド様変化, 核塵を混ずる好中球を主体とする細胞浸潤があり, 蛍光抗体直接法では血管壁にIgMの沈着が認められアレルギー性血管炎と診断した。本患者に塩酸サルポグレラートの投与を試み, 著明な皮疹の改善がみられた。

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© 1996 日本皮膚科学会西部支部
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