山形大学医学部皮膚科学教室
山形大学医学部病理学第2教室
1997 年 59 巻 3 号 p. 362-365
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紫斑を主症状としベンスジョーンズ蛋白尿を認めるものの, 全身状態は比較的良好な全身性アミロイドーシスの71歳の男性例を報告した。沈着アミロイドの検索ではAL型で, 骨髄検査で軽度の形質細胞の増加が認められ, plasma cell dyscrasia(PCD)に伴う型と考えた。主として上半身に分布する紫斑をみた時はアミロイドーシスを念頭におき, 尿蛋白の検索, および皮下脂肪織まで含めた皮膚生検を行うことが大切であると思われた。
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