千葉大学医学部皮膚科学教室
1997 年 59 巻 5 号 p. 701-704
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43歳の男性。18年前より8年間, 尋常性乾癬の治療に限界線療法を施行された。9年前より両側II∼IV指背に慢性放射線皮膚炎を生じ, 3年前には同部位より有棘細胞癌, Bowen病が出現した。その後, 経過観察中に右III指背に径3mmの黒色丘疹が出現したため切除された。病理組織学的に基底細胞上皮腫と診断した。以上より自験例を放射線重複癌と診断した。
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