西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
症例
多剤感作薬疹
久保田 由美子古賀 哲也利谷 昭治
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59 巻 (1997) 5 号 p. 727-730

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抄録

54歳の男性。1996年4月16日に歯科処置後, アンピシリン(ペントレックス®)1T, フルルビプロフェン(フロベン®)2T, ピロキシカム(バキソ®)2capを内服翌日, 38度の発熱と全身の紅斑が出現した。近医内科に入院し, ヒドロコルチゾン(サクシゾン®)の投与を受け一旦軽快した皮疹が再燃したため4月24日に福岡大学病院皮膚科転院となった。入院後プレドニゾロン20mg/日投与で解熱し, 皮疹も軽快した。薬剤によるリンパ球幼若化試験ではアンピシリンとフルルビプロフェンに陽性, パッチテストでは3剤に陽性であった。3剤による患者末梢血単核球からのIFN-γ産生も認められ, 3薬剤が原因であることが確認された。

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© 1997 日本皮膚科学会西部支部
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