佐賀医科大学内科学皮膚科
唐津赤十字病院外科
1998 年 60 巻 4 号 p. 438-441
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
81歳の男性。初診の数ヵ月前からそう痒性皮疹の出現が認められ, 食欲低下, 全身倦怠感も伴うようになった。初診時, ほぼ全身に潮紅と粃糠様落屑を呈し紅皮症の状態であった。ステロイド内服, 外用をおこなったが, ステロイド減量により皮疹の再燃がみられた。悪性腫瘍の検索で早期胃癌が発見され, 切除後にステロイドを使用することなく皮疹の改善がみられ, 腫瘍性紅皮症と診断した。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら