高知医科大学皮膚科
1999 年 61 巻 2 号 p. 192-195
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H2レセプター拮抗剤である塩酸ロキサチジンアセタート(アルタット®)による著明な鱗屑を伴う剥脱性皮膚炎型の薬疹を報告した。病理組織学的にsatellite cell necrosisを認め, 表皮内に浸潤しているリンパ球はヘルパーT細胞であり, Langerhans細胞は消失していた。異常角化細胞は積極的に表皮外に排出されていた。スクラッチパッチテストおよび内服誘発試験で原因薬剤を特定できた。シクロスポリンが著効を呈した。
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