西日本皮膚科
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治療
乾癬患者のQOL向上をめざしたサンディミュン®低用量併用療法の臨床的研究
福岡地区乾癬治療研究会
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1999 年 61 巻 2 号 p. 224-234

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抄録

従来のコルチコステロイドあるいはビタミンD3の外用剤で, ある程度の臨床的改善があるもののQOLの面で満足度が低い中等症以下の乾癬患者にサンディミュン®の内服療法を1日2.5mg/kg以下の量で併用し12週間にて最終全般改善度が78.2%, 有用度69.5%を得た。患者QOLの満足度は「多少満足している」以上が73.9%であった。副作用は29例中8例にみられ内訳は関節痛, 肝機能異常, 高血圧, 血清BUNの上昇などであったがいずれも重篤なものはなくサンディミュン®の中止あるいは減量で回復した。今回の臨床研究は福岡地区の開業医を中心とした研究組織で行われたもので第一線での乾癬患者の治療法のひとつの選択肢として上記サンディミュン®低用量併用療法が有用と考えられた。

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© 1999 日本皮膚科学会西部支部
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