西日本皮膚科
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症例
指先に発生したPrimary Osteoma Cutis
下舞 浩二東 裕子山口 圭子神崎 保
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1999 年 61 巻 3 号 p. 328-330

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抄録

29歳の男性。約3年の経過で徐々に増大した左第2指末端の結節と圧痛を主訴に来院した。X線検査の結果, 指末節骨と連続性のない, 骨と同等の透過性を持つ病変が認められ, この組織は外科的に摘出された。病理組織学的には皮下に発生した骨組織であることが確認され, 我々はosteoma cutisと診断した。病変部位に外傷, 炎症性の疾患, 皮内母斑などの既往がないこと, 患者やその家族にカルシウム及びリン酸代謝異常が見られないことなどから, 報告数の非常に少ない, primary osteoma cutisであると思われた。

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© 1999 日本皮膚科学会西部支部
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