西日本皮膚科
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症例
エチゾラムによる多形紅斑型薬疹の1例
大村 明子小笠原 弓恵濱本 嘉昭武藤 正彦
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1999 年 61 巻 4 号 p. 448-450

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抄録

48歳の女性に生じたエチゾラム(デパス®)による多形紅斑型薬疹の1例について報告した。内服開始から発症までの期間は49日であった。臨床的には両下腿および両前腕に空豆大から鳩卵大までの同心円状, 一部連圏状を呈するそう痒を伴わない紫紅色斑が散在して認められた。病理組織学的には真皮上層の血管周囲性にリンパ球の浸潤を認め, 表皮内走入も伴っていた。原因薬剤の中止と抗アレルギー剤の内服で皮疹は速やかに消退した。エチゾラムの内服テストは陽性であった。

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© 1999 日本皮膚科学会西部支部
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