西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
ISSN-L : 0386-9784
症例
Acquired Digital Fibrokeratomaの2例
新見 直正
著者情報
ジャーナル 認証あり

1999 年 61 巻 4 号 p. 485-487

詳細
抄録

Acquired digital fibrokeratomaの2例を報告した。症例1は69歳男性で, 5年ほど前に特に誘因なく右拇指に粟粒大の紅色丘疹が出現。丘疹は徐々に指状に増大してきた。症例2は52歳女性で, 2年ほど前に右環指爪部に特に誘因なく粟粒大の紅色丘疹が出現した。丘疹は水平方向に指状に徐々に増大し, 爪の変形を伴うようになった。腫瘍は一部尺側で爪甲下に存在し, 正中部では爪は栄養障害性の変化を示すというユニークな臨床像を呈しており, 爪母下真皮より上方に正中に向かって増殖したと考えられた。病理組織学的にはいずれも過角化, 表皮肥厚, 膠原線維の増生と毛細血管の拡張が見られた。

著者関連情報
© 1999 日本皮膚科学会西部支部
前の記事 次の記事
feedback
Top