長崎大学医学部皮膚科学教室
長崎大学医学部第2内科
久留米大学医学部皮膚科学教室
1999 年 61 巻 5 号 p. 576-579
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75歳の男性。数年前より尋常性乾癬の治療中で皮疹は略治状態であった。平成8年8月下旬より緊満性水疱, 紅斑が出現, 多発してきたため長崎大学病院皮膚科に入院となり諸検査施行。水疱性類天疱瘡と診断され, ステロイドとミノサイクリンの併用療法が行われ皮疹は軽快した。ステロイド漸減中に発熱, 動脈血酸素分圧の低下と呼吸器症状が出現した。ミノサイクリンによる間質性肺炎を考え, ミノサイクリン中止とステロイドパルス療法にて軽快した。
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