名古屋市立大学医学部皮膚科学教室
1999 年 61 巻 5 号 p. 585-587
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4ヵ月女児。BCG接種3日後から下肢の紅斑が出現してきた。初診時には体幹·四肢に浸潤を伴う紅斑と小水疱があり, 徐々に拡大し緊満性水疱となった。蛍光抗体直接法では基底膜部にIgG·C3の線状の沈着があり, 間接法で抗基底膜抗体が血清320倍まで陽性であった。1M食塩水剥離皮膚の表皮側への沈着を認めたため, 若年性類天疱瘡と診断。ステロイド外用にて軽快した。
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