西日本皮膚科
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症例
BCG接種後に生じたLichen Scrofulosorum
相浦 佐和子田中 達朗成澤 寛
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1999 年 61 巻 5 号 p. 630-632

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抄録

9ヵ月の男児。生後7ヵ月にBCG接種を受けた。その約1ヵ月後に38度前後の発熱を認めるようになり, 約2週間後には体幹に小丘疹が出現してきた。次第に数を増し全身性に拡大したため, 当科を受診した。全身に常色帽針頭大の小丘疹を認める臨床像, BCG接種歴, B型肝炎·C型肝炎·EBウイルス抗体価陰性, 病理組織学的に真皮内の孤立性の肉芽腫性病変, チールニールセン染色陰性, ツベルクリン反応陽性, 胸部X腺写真で異常所見を認めなかったことより, BCG接種により生じたlichen scrofulosorumと診断した。経過は無治療にて2週間程で自然に解熱し皮疹も全て消退した。

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© 1999 日本皮膚科学会西部支部
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