西日本皮膚科
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治療
経口抗真菌剤イトラコナゾール100mg間欠投与療法による爪真菌症に対する臨床効果
—1日100mgを1週間連日投与し,3週間休薬による間欠投与(第1報)—
寺崎 祐太朗寺崎 健寺崎 健治朗
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2000 年 62 巻 3 号 p. 392-398

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抄録

経口抗真菌剤イトラコナゾールは爪真菌症の原因菌に対して高い抗真菌活性を示すことから海外ではone week therapy(間欠投与法)で適応を取得している。そこで,今回,我々は本剤の100 mg間欠投与療法による爪真菌症に対する臨床効果を検討した。評価対象患者は31例の爪真菌症患者で,イトラコナゾール100 mg/日のone week therapy(間欠投与法)を6回行った。その結果,有効率は90.3%,治癒率は32.3%,継続率は44.9%であった。副作用及び臨床検査値異常は全例で認められなかった。以上の結果から,本投与方法はコンプライアンス,コスト·ベネフィットの点から推奨される投与法である。

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© 2000 日本皮膚科学会西部支部
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