鹿児島大学医学部皮膚科学教室
2000 年 62 巻 4 号 p. 461-463
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62歳の男性。他医にて高血圧に対して処方されたリシノプリル服用後より全身に紅斑が出現した。種々の外用治療に抵抗性であったが,リシノプリル服用中止により治療に対して良好な反応が得られるようになった。白色ワセリン外用と内服PUVAにより皮疹は劇的に改善したが,治療中に,両眼瞼に限局してKöbner現象と考えられる紅斑が認められた。文献的にリシノプリル服用によって乾癬が発症したという報告は1例のみである。
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