西日本皮膚科
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症例
局所免疫療法が著効を呈した青年性扁平疣贅の2例
細木 伸枝籏持 淳藤田 伸弘野平 元備新海 浤
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63 巻 (2001) 2 号 p. 158-161

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抄録

症例1: 18歳の女性。初診の約8ヵ月前より右頬部に丘疹が多発,顔面全体に米粒大までの扁平で常色の丘疹が多数認められ,臨床的に青年性扁平疣贅と診断された。Cimetidineなどの投与で軽快しないため,squaric acid dibutyl ester(以下SADBEと略す)を用いた局所免疫療法を開始した。治療開始後2週目頃より疣贅の消退傾向がみられ,4週目にはほぼ完全に消失した。治療中止1年後の現在,疣贅の出現は認められない。症例2: 12歳の女性。初診の約2年前より両頬部に丘疹が出現し,近医で青年性扁平疣贅の診断にてヨクイニン,cimetidineの投与を受けるも皮疹が軽快しないために当科受診となった。両頬部に米粒大までの扁平で褐色の丘疹が多数認められ,SADBEを用いた局所免疫療法を開始後,3週目頃より疣贅の消退傾向がみられ,7週目にはほぼ完全に消失した。治療中止5ヵ月後の現在,疣贅の出現は認められない。

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© 2001 日本皮膚科学会西部支部
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