西日本皮膚科
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Print ISSN : 0386-9784
症例
マムシ咬傷死亡例
行徳 貴志加口 敦士清井 起鵬中村 徳志進 洋子木村 達中西 和夫小野 友道
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64 巻 (2002) 3 号 p. 318-322

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抄録

症例は70歳の女性。マムシ咬傷後,マムシ毒の直接作用,およびDICとその合併症によって死亡した1例を報告した。初診34時聞後,咬傷側上肢全体の腫脹·乏尿·低体温にて当院救急救命センターを受診した。抗毒素血清療法,セファランチン療法,透析および血漿交換療法などの加療を施行するも,第8病日に死亡した。剖検の結果,死因はマムシ毒がDICを惹起し,腸管の穿孔,それによる腹膜炎からの敗血症を発症したことに加え,肺炎による呼吸不全となり,かつマムシ毒の直接作用による肝,心筋,腎尿細管などの出血,壊死などによる多臓器不全と考えた。

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© 2002 日本皮膚科学会西部支部
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