西日本皮膚科
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Print ISSN : 0386-9784
症例
マキサカルシトール軟膏外用で高Ca血症を来した乳児汎発性膿疱性乾癬の1例
福島 聡三宅 大我影下 登志郎小野 友道栗崎 道紀
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65 巻 (2003) 6 号 p. 570-573

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抄録

乳児汎発性膿疱性乾癬と診断された10ヵ月の女児。活性型ビタミンD3外用剤マキサカルシトール軟膏の外用治療により皮疹の著明な改善をみたが,治療開始10日後より血清Ca値が上昇,16日後には12.8mg/dlと高Ca血症を来した。外用中止後同値は正常化したが皮疹の再燃をみた。タカルシトール軟膏外用に変更するも改善しないためカルシポトリオール軟膏を併用し,皮疹は軽快した。乳児汎発性膿疱性乾癬において活性型ビタミンD3外用剤は有効な治療法であるが,広範囲に外用する際は血清Ca値を注意深くモニターすることが重要である。

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© 2003 日本皮膚科学会西部支部
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