西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
ISSN-L : 0386-9784
症例
局所血液滴下療法が有効であった糖尿病性足背潰瘍の1例
角田 孝彦小泉 裕子舛 貴志遠藤 博之野村 隆二瓶 治幸
著者情報
ジャーナル 認証あり

2004 年 66 巻 5 号 p. 435-438

詳細
抄録

73歳の女性。13年前より糖尿病があり, 近年は放置していた。1週間前より右足に蜂窩織炎を生じ, 内科に入院し, 食事療法, 強化インスリン療法, 抗生剤投与により蜂窩織炎は軽快したが, 右第5趾から足背中央におよぶ索状の深い, 一部に骨や腱も露出する潰瘍が残った。皮膚科に転科し, 数回デブリードマンを施行した後, 局所血液滴下療法を2週間連日行ったところ, 肉芽形成がみられ, その後トラフェルミン製剤を3週間用い, 上皮化に至った。局所血液滴下療法は九州大学皮膚科の方法に準じ毎日行い, 高低差のある部位のため自己新鮮血の湿布とした。

著者関連情報
© 2004 日本皮膚科学会西部支部
次の記事
feedback
Top