西日本皮膚科
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症例
Infantile Perianal Pyramidal Protrusionの姉妹例
渡辺 徹心進藤 真久葉狩 良孝山元 修三原 基之
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ジャーナル 認証あり

2005 年 67 巻 6 号 p. 569-571

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抄録
2歳と4歳の女児の姉妹。出生時より肛門付近に小結節を認めていた。病歴,典型的な臨床所見からinfantile perianal pyramidal protrusionと診断した。その後特に加療はせず経過観察中であるが縮小傾向にある。姉妹での発症例は本邦では報告がないため珍しく,遺伝的な素因や生活習慣がその発生に関連している可能性が考えられる。また,治療については4歳まではwait and seeの原則で良いものと思われる。
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© 2005 日本皮膚科学会西部支部
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