西日本皮膚科
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症例
Cystic Eccrine Spiradenomaの1例
小平 知子原 弘之下島 博之照井 正
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2008 年 70 巻 2 号 p. 148-152

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抄録

66歳,男性。後頭部に3×3.5cmの自覚症状を欠く皮下腫瘤を認めた。組織像は嚢腫構造を伴い,構成する腫瘍細胞は大小2種類で,周辺部では柵状に配列しながら小型円形濃染核を有する暗調核細胞と中心に位置する大型卵円形淡染核を有する明調核細胞からなっていた。また,腫瘍辺縁部に大型の淡染した好酸性胞体を有する細胞が一塊にみられた。免疫組織学的に本腫瘍(好酸性胞体を含む)の分化段階について検討した。結果前者はエクリン腺導管—分泌部の移行部への分化,後者は分泌部への分化を示すことが推測された。

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© 2008 日本皮膚科学会西部支部
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