西日本皮膚科
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症例
内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術および植皮術が有用であった静脈うっ滞性潰瘍の1例
水本 一生新原 寛之森田 栄伸春田 直樹
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2009 年 71 巻 3 号 p. 260-264

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抄録

症例は70代の女性。下肢静脈瘤に伴う静脈うっ滞が原因の下腿潰瘍と診断され,大伏在静脈抜去術が施行されたが,潰瘍は拡大傾向を認めた。Duplex scanにて不全穿通枝による静脈うっ滞が原因の難治性潰瘍と診断し,内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術とデブリドマンを施行した。潰瘍部に良好な肉芽形成が認められたため,遊離分層網状植皮術を施行した。植皮術後35日目に完全な上皮化が認められた。退院後3ヵ月になるが潰瘍の再発はみられていない。

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© 2009 日本皮膚科学会西部支部
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