西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
ISSN-L : 0386-9784
症例
臀部に巨大な腫瘤を形成した透析アミロイドーシスの 1 例
木村 裕美永瀬 浩太郎米倉 直美井上 卓也三砂 範幸成澤 寛
著者情報
ジャーナル 認証あり

2015 年 77 巻 1 号 p. 28-32

詳細
抄録

53歳,男性。慢性腎不全に対し 1978 年に血液透析を導入され,1990 年には HTLV-I 関連脊髄症を発症し両下肢麻痺が出現した。その後両側臀部に比較的境界明瞭な硬い腫瘤が出現し,徐々に増大し小児頭大の腫瘤を形成した。病理組織学的には好酸性無構造物質の沈着がみられ,その物質はコンゴレッド染色陽性であった。免疫組織化学的には抗アミロイド A 抗体,抗 κ 抗体,抗 λ 抗体はいずれも陰性で,抗 β2-ミクログロブリン抗体が陽性であり透析アミロイドーシスと診断した。

著者関連情報
© 2015 日本皮膚科学会西部支部
前の記事 次の記事
feedback
Top