西日本皮膚科
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症例
中年女性に生じた後天性結節性裂毛症の 1 例
安村 涼大久保 優子川畑 有香内海 大介山口 さやか新嘉喜 長高橋 健造上里 博
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2016 年 78 巻 3 号 p. 252-256

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抄録

50 歳,女性。初診の 2 年前より頭頂部の短毛を自覚していた。ステロイド外用剤により加療されたが症状は改善せず当科を受診した。初診時,頭頂部に短毛が多数認められた。短毛部の毛幹には点状の白色結節が散在性にみられ,結節部で容易に切れ毛を生じた。易脱毛性はなく,頭髪以外の毛髪には異常所見はなかった。患者は以前より頭頂部を搔破し,また定期的にストレートパーマを行っていた。患者の病歴,臨床症状,顕微鏡所見より物理的障害による後天性結節性裂毛症と診断した。フェキソフェナジン塩酸塩の内服とストレートパーマの中止により,6 カ月後には毛髪所見の改善を認め,その後再発していない。

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© 2016 日本皮膚科学会西部支部
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