西日本皮膚科
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症例
アロプリノールが奏効した後天性反応性穿孔性膠原線維症の 2 例
八木 夏希筒井 清広洞庭 賢一
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2016 年 78 巻 4 号 p. 371-375

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抄録

症例 1:75 歳,女性。50 歳で糖尿病を指摘され,65 歳から内服・インスリン療法を開始した。初診 1 カ月前に全身皮膚に瘙痒が出現し,2 カ月後から前胸部から季肋部に強い瘙痒を伴い黒色痂皮を付す丘疹が多数出現した。症例 2:81 歳,男性。76 歳で糖尿病を指摘され内服加療中だった。初診 4 カ月前から全身に瘙痒を認め,痂皮を付す角化性丘疹が急激に多発した。2 症例ともに病理組織学的に変性した膠原線維の経表皮性排泄像がみられ,後天性反応性穿孔性膠原線維症と診断した。アロプリノール 200 mg /日内服を開始し,症例 1 は 4 カ月,症例 2 は 1 カ月で瘢痕治癒した。後天性反応性穿孔性膠原線維症に対し,アロプリノールの内服は有効であると考えた。

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© 2016 日本皮膚科学会西部支部
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