西日本皮膚科
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症例
Ashy Dermatosis の 1 例
小林 真二中原 真希子内 博史古江 増隆
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2016 年 78 巻 5 号 p. 491-493

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抄録

16 歳,男性。初診の 1 カ月前から体幹にびまん性に多発する青灰色斑が出現し,自覚症状を伴わないため放置していたが,徐々に拡大・増数したため当院を受診した。青灰色のびまん性色素斑が躯幹に散在性にみられ,臨床検査所見では異常はなかった。病理組織学的に組織学的色素失調がみられ,臨床所見,検査所見から ashy dermatosis と診断した。治療としては,アスコルビン酸とトラネキサム酸を内服したが,初診から 4 カ月時点で色素斑に特に変化はみられていない。Ashy dermatosis には確立した治療法はないが,発症原因が特定できた報告例では,原因対策で皮疹は改善している。Ashy dermatosis と診断した際は詳細な問診が必要であると考えた。

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© 2016 日本皮膚科学会西部支部
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