西日本皮膚科
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研究
免疫チェックポイント阻害剤から緩和治療へ移行した進行期悪性黒色腫の検討
梶田 藍山﨑 修加持 達弥梅村 啓史岩月 啓氏
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2018 年 80 巻 1 号 p. 51-55

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抄録

免疫チェックポイント阻害剤をはじめ進行期悪性黒色腫に対する新規治療が生存期間の延長に寄与している。しかし,免疫チェックポイント阻害剤の治療効果の判定は難しく,PD (progressive disease) 症例での中止の判断も難しい。2014 年 7 月より 2016 年 6月に免疫チェックポイント阻害剤 (ニボルマブ,イピリムマブ) を投与した進行期悪性黒色腫患者で PD となり緩和治療へ移行した 8 例を検討した。男性 2 例,女性 6 例,平均年齢 69.3 歳。BRAF 変異陰性例 6 例。PD 判定から免疫チェックポイント阻害剤最終投与までの平均投与回数 2.4 回,平均投与期間 36.1 日,最終投与から死亡日までの平均期間 36.1 日であった。PD 症例では治療の変更または緩和治療へ移行すべきであるが,他に選択肢がない場合は beyond PD でも続行していることも多かった。

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© 2018 日本皮膚科学会西部支部
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