西日本皮膚科
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症例
アプレミラストが有効であった掌蹠型乾癬の 1 例
福與 麻耶日野 亮介今福 信一
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2019 年 81 巻 5 号 p. 387-391

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抄録

20 歳,女性。3 歳頃,臀部に紅色の局面が出現した。その後,掌蹠にも紅色の局面が出現し,近医で乾癬と診断された。掌蹠の症状が増悪したため当科を受診した。掌蹠型乾癬と診断し,アプレミラスト内服治療を開始したこところ,皮疹は著明に改善した。ホスホジエステラーゼ 4 阻害薬であるアプレミラストは 2017 年に市販された内服薬で,その臨床試験で乾癬の掌蹠病変の概括評価スコアである palmoplantar psoriasis physician global assessment(PPPGA)が 1 以上の患者が 0 になる割合が 46%(プラセボ 25%)と尋常性乾癬の掌蹠の症状に対しての有効性のエビデンスがある。掌蹠型の乾癬は局所療法のみでは難治の場合が多いが,アプレミラストは最初に導入する全身療法として有効な選択肢のひとつと考えられた。

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© 2019 日本皮膚科学会西部支部
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