整形外科と災害外科
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Galeazzi-equivalent Lesionの1症例
古江 幸博佐々木 誠人永芳 郁文本山 達男南 達也鈴木 孝典藤井 裕士川嶌 眞人田村 裕昭
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2006 年 55 巻 3 号 p. 368-371

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抄録

橈骨遠位端骨折に尺骨遠位骨端離開を合併したGaleazzi-equivalent lesionの1症例を経験した.症例は11才,男児.自転車走行中転倒し受傷した.X線像にて掌屈転位した橈骨遠位端若木骨折と尺骨遠位骨端離開を認め,尺骨骨幹端が背側に転位していた.尺骨は徒手整復を試みるも整復されず観血的整復を行った.骨片間に介在し整復を阻害していた骨膜を外した後も,整復が非常に困難で整復後も安定性が悪かったため,骨端離開ではあるが引き寄せ締結法にて固定した.術後7ヶ月の経過観察時では良好な経過をたどっているが,本外傷は骨端線損傷であり,今後の尺骨成長障害を長期観察する必要がある.

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© 2006 西日本整形・災害外科学会
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