整形外科と災害外科
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頚・胸椎後縦靱帯骨化症の後方除圧術の適応について
―X線上の胸椎後弯角と脊柱管内の骨化部分の占拠率から―
宮口 文宏山元 拓哉林 協司松永 俊二米 和徳小宮 節郎
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2006 年 55 巻 4 号 p. 500-502

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抄録

我々は,頚椎・胸椎の後縦靱帯骨化症(以下OPLL)に対して椎弓形成術または椎弓切除術を施行した症例13例(男性5例,女性8例)を調査した.平均手術時年齢は56歳であった.手術成績をJOA scoreで評価し,Cobb法による胸椎後弯角とCTを用いたOPLLの脊柱管内占拠率との相関性を調べた.平林法によるJOA score改善率は42.1%であった.手術成績と胸椎後弯角・OPLLの脊柱管内占拠率との相関性はなかった.

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© 2006 西日本整形・災害外科学会
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