整形外科と災害外科
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当院における脛骨顆外反骨切り術の成績と2例の成績不良例の検討
北原 博之矢部 嘉浩山口 幸二安達 信二瀬良 敬祐寺本 司
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2006 年 55 巻 4 号 p. 503-507

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抄録

脛骨顆外反骨切術(以下TCVO)の適応は,内顆と外顆が同時に接触しない不安定性を有する中高度の変形性膝関節症である.これまでに良い成績が諸家により報告されている.我々の施設でもこれまでに本方を行っており,過去6年間に38例に対して手術を行った.多く症例において満足する結果が得られていたが2例の成績不良例も経験された.成績不良の原因は不完全な骨切や,骨切線拡大時の誤った手技が原因と考えられた.TCVOはHTOが適応とならない不安定性を有する変形性膝関節に対する優れた手術であるが,良い成績を得るためには関節面の適合性に注意をはらう必要があると思われる.

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© 2006 西日本整形・災害外科学会
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