2007 年 56 巻 1 号 p. 79-81
当院では平成15年から17年10月まで,腱板断裂80例(平均年齢63歳)に対して,直視下腱板修復術(McLaughlin 法,46例)と鏡視下腱板修復術(suture anchor 使用,34例)を行った.後療法はゼロポジション(挙上位)からのリハビリ(42例)と下垂位(外転位固定)からのリハビリ(38例)をそれぞれ行い,術後3ヶ月経過後軽作業を許可した.平均フォロー期間は7.3ヶ月であった.JOA score 総点の平均は術前47.8から術後88.8へと改善し,直視下,鏡視下,ゼロポジション,下垂位各群の術後平均はそれぞれ88.1,89.8,90,87.6点で,有意差はなかった.