整形外科と災害外科
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人工膝関節置換術における矢状面single radiusの概念の検討
長嶺 隆二片井 憲三近藤 桂史
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2007 年 56 巻 2 号 p. 171-175

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抄録

矢状面single radiusを持つStryker社Scorpioとwright社Advanceが実際にsingle radiusを持つか検証した.大腿骨sawboneの内外上顆にKワイヤーを通し,装置に固定してKワイヤーを中心に回転させ膝屈曲を再現した.屈曲90度から135度まで遠位方向よりデジタルカメラで撮影し,各画像をコンピューター上で処理した.次に各システムの解剖学的サイズとPS型TKAを想定して2サイズ大きいサイズを使用し通常の手技にてコンポーネントを挿入し,撮影を行い解析を行った.解剖学的サイズでは両システムとも上顆軸を中心としたsingle radiusを示した.しかし,2サイズ大きいサイズではradiusは大きくなり,その中心は近位へ移動した.PCL切離により膝屈曲位では関節裂隙が広がり1~2サイズ大きい大腿骨コンポーネントを使用するが,この場合,single radiusの意味が異なる.

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© 2007 西日本整形・災害外科学会
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