整形外科と災害外科
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プロ野球選手に生じた外傷性肩関節前方脱臼の治療経験
伊崎 輝昌柴田 陽三熊野 貴史篠田 毅鎌田 聡内藤 正俊
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57 巻 (2008) 1 号 p. 159-161

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抄録

初回の外傷性肩関節脱臼は整復後三角巾やベルポー固定で治療されるが,固定期間で再脱臼率に差はなく,若年者に再脱臼率が高い.われわれは外傷性肩関節前方脱臼を生じたプロ野球選手2例,3肩(1肩は術後再脱臼例)に対し,早期に鏡視下Bankart修復術をおこなった.全例に前方関節唇の剥離と前下関節上腕靭帯の緊張低下がみられ,これをスーチャーアンカーで修復した.2選手とも受傷前のスポーツレベルに復帰を果たしている.鏡視下Bankart修復術は,再脱臼例にも対処可能であり,レベルの高いスポーツ選手の初回の外傷性肩関節前方脱臼に対し有効な治療法であると考えられる.

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© 2008 西日本整形・災害外科学会
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