整形外科と災害外科
Online ISSN : 1349-4333
Print ISSN : 0037-1033
ISSN-L : 0037-1033
散弾銃創の経験
中川 憲之萩原 博嗣久我 尚之寺本 全男田中 智顕花田 麻須大河村 好香
著者情報
キーワード: 散弾銃, 治療, 鉛中毒
ジャーナル フリー

2009 年 58 巻 1 号 p. 82-84

詳細
抄録

日本では,猟,クレー射撃などでの散弾銃の所持が許可されているため,事件,事故により散弾銃創を治療する可能性はある.今回我々は2007年12月に佐世保市のスポーツジムで発生した散弾銃乱射事件の被害者の治療を経験した.当院に搬送された被弾者は4例で,1例は死亡,3例は待機的に散弾摘出を行った.1例はすべて摘出できたが,2例は全摘困難であり一部残存した.散弾銃創における治療,合併症について報告する.

著者関連情報
© 2009 西日本整形・災害外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top