整形外科と災害外科
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肩鎖関節症に対する鏡視下鎖骨外側端切除術と直視下鎖骨外側端切除術の術後成績の検討
田中 潤柴田 陽三伊崎 輝昌寺谷 威宇藤 一光内藤 正俊
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2009 年 58 巻 4 号 p. 571-575

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抄録

今回我々は,肩鎖関節症例に対して,直視下および関節鏡視下に鎖骨の外側端切除術を施行し,その臨床成績を比較検討したので報告する.JOA scoreは鏡視下群において術前平均65点に対し,術後平均92点で,直視下群においても術前平均64点に対し,術後平均90点と良好な改善が得られた.鏡視下群と直視下群の術前,術後のJOAscoreに有意な差は認めなかった.しかし,関節鏡視下鎖骨外側端切除術は,術後の創瘢痕が目立たず今後も試みられてよい方法と考える.

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© 2009 西日本整形・災害外科学会
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