整形外科と災害外科
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先天性膝関節脱臼の治療経験
北城 梓中村 英智吉田 健治田中 憲治西田 俊晴吉松 弘喜田中 順子中村 秀裕後藤 琢也山下 寿井上 明生安部 淳永田 見生
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2010 年 59 巻 2 号 p. 314-318

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抄録

先天性膝関節脱臼は,比較的まれな疾患である.我々は,1995年から2005年までの10年間に,9例の症例を経験した.5例に,愛護的な整復と外固定を行った.Larsen症候群の,症例では手術を施行した.3例は約3年間,経過観察のみ行った.4例では股関節脱臼を併発しており,1例は経過中に発症した.結果的に膝関節脱臼の再発例はなかった.しかしLarsen症候群の症例では,膝関節の不安定性が残存した.その他の症例では,予後は良好であったが,今後も長期的な経過観察が必要である.

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© 2010 西日本整形・災害外科学会
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