整形外科と災害外科
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Print ISSN : 0037-1033
関節リウマチに対するエタネルセプト著効例における漸減療法の有効性について
園田 和彦志田 純一濱田 貴弘山口 徹林田 光正中村 幸之石原 康平時任 毅有薗 剛
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59 巻 (2010) 4 号 p. 809-812

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抄録

目的:関節リウマチ(RA)患者の治療薬として,生物学的製剤の使用が始まってから10年余りが経過した.エタネルセプトのRAに対する優れた臨床効果については多くの報告がある.国内で承認されている用法,用量は25mgを1日1回,週2回,皮下注射で投与となっているが,最近では25mg週1回投与でも有効であるとの報告が散見されるようになってきた.今回当院でエタネルセプト25mg週2回投与を行った患者のうち寛解状態が継続していた例に対し,徐々に投与間隔を延長していき2週に1度の隔週投与においてもその有効性が維持できるかどうかについて検討した.対象と方法:当院でエタネルセプト25mg週2回投与を行った患者のうち,寛解状態が継続していた6例に対しエタネルセプトの投与間隔を徐々に延長していった.2週に1回投与となった時点から12週後のCRP,ESR,MMP-3,HAQスコア,VASスコア,DAS28CRPを漸減前と比較した.結果:6例中5例で炎症反応,関節症状の再燃は認めなかった.結論:エタネルセプト週2回投与にて寛解導入された例において,25mg 2週に1回投与でも有効性が維持できる可能性が考えられた.

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© 2010 西日本整形・災害外科学会
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