整形外科と災害外科
Online ISSN : 1349-4333
Print ISSN : 0037-1033
ISSN-L : 0037-1033
上腕骨遠位端関節内骨折に対するLCP distal humerus plateの使用経験
松尾 洋昭宮崎 洋一青山 隆中村 隆幸伊藤 茂貝田 英二
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 60 巻 4 号 p. 626-629

詳細
抄録

上腕骨遠位端骨折に対しLCP-distal humerus plate(以下LCP-DHP)を用いて骨接合術を行った症例の治療成績について検討したので報告する.2007年12月から2010年4月までに当院にてLCP-DHPを用いて骨接合術を行った5例を対象とした.男性1例,女性4例,平均年齢68.8歳であった.受傷機転は転落3例,転倒2例,骨折型はAO分類type C 2:3例,C 3:2例であった.他部位骨折合併例が4例であった(第3.4中手骨骨折1例,橈骨遠位端骨折2例,橈骨遠位端骨折及び上腕骨近位端骨折1例).後療法は全例術後3日目より可動域訓練を開始した.これらの症例の治療成績を日本整形外科学会肘関節評価法(JOAスコア)を用いて評価した.最終調査時のJOAスコアは平均90.8点(77~96点)であった.全例術後合併症はなく,1例の多発骨折例を除き問題なく日常動作可能となった.上腕骨遠位端関節内骨折に対するLCP-DHPの治療成績は良好であり,有効な内固定材料と思われた.

著者関連情報
© 2011 西日本整形・災害外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top