整形外科と災害外科
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吸収性プレート(F-u-HA/PLLA)を用い骨接合を行った2症例
寺原 幹雄菊野 竜一郎本木下 亮小宮 節郎
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2012 年 61 巻 4 号 p. 769-774

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抄録

ポリ-L-乳酸とハイドロキシアパタイト微粒子の複合体:forged composites of unsintered hydroxyapatite/poly-L-lactide(F-u-HA/PLLA)は,生体内骨伝導性と吸収性を併せ持ち,以前の吸収性骨接合材に比べ強度に優れ,x線非透過性となり,整形外科領域で頻繁に使用されるようになった.なかでも吸収性プレート(Super-Fixsorb® MX40 mesh)は金属製骨接合材に匹敵する強度を有することが報告されている.今回中足骨骨折と足関節外果骨折に対し,吸収性プレートを用いた骨接合術を行ったので報告する.

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© 2012 西日本整形・災害外科学会
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