整形外科と災害外科
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Lisfranc関節損傷の予後因子についての検討
宇都宮 健井上 三四郎横田 和也高野 祐護宮崎 幸政菊池 直士阿久根 広宣
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2012 年 61 巻 4 号 p. 779-784

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抄録

2006年9月~2011年8月に当科で治療したLisfranc関節損傷14例14足(男性10例,女性4例)について後ろ向き調査を行った.高エネルギー外傷は14例中10例,平均年齢54.1歳(11~88歳),X線分類はMyerson分類でA型4例,B2型4例,C2型1例,分類不能5例,経過観察期間は7.67か月(3~17か月)だった.術後治療評価を日本足の外科学会中足部判定基準にて行い,治療成績に影響を与える因子について統計学的に検討した.統計学的に有意差を認めたのは,高齢,治療後X線での良好な整復状況,同側下肢損傷を合併することであった.Lisfranc関節損傷の治療にあたっては合併損傷を適切に管理しつつ,できる限りの整復固定を行うことが重要と考えられた.

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© 2012 西日本整形・災害外科学会
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