沖縄協同病院整形外科
2013 年 62 巻 4 号 p. 716-718
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頚椎に発症した7例の脊髄硬膜外血腫を経験した.6例に保存治療,1例に手術治療を行い,いずれも良好な結果が得られた.保存治療症例は平均4.2時間(2-7時間)で麻痺あるいは症状の改善が見られ,手術治療症例では麻痺出現後9時間で麻痺の進行が見られた.保存治療の適応は,麻痺出現後6-8時間で麻痺の改善兆候が見られるものに限られ,改善の見られない症例については,手術治療が必要である.早期診断と経時的な神経学的観察が重要と思われた.
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