沖縄協同病院整形外科
2015 年 64 巻 2 号 p. 278-280
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小児の脊髄腫瘍は稀な疾患である.初発症状は疼痛が多いが,初期には神経学的異常を伴わず診断が遅れることがある.我々は繰り返し側胸部痛を訴え,診断に苦慮した小児硬膜内髄外腫瘍の一例を経験した.胸痛や腹痛などの疼痛は小児に多くみられる症状の一つであるが,器質的疾患が明らかでない場合,まれではあるが脊髄腫瘍を考慮し,入念に神経学的診察を行い,画像診断を検討する必要がある.
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