整形外科と災害外科
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変形性股関節症に対するショートテーパーウェッジ型人工股関節の短期成績
永芳 郁文川嶌 眞之本山 達男古江 幸博渡邊 裕介佐々木 聡明川嶌 眞人田村 裕昭
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2016 年 65 巻 1 号 p. 13-18

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抄録

【目的】変形性股関節症に対し,ショートテーパーウェッジ型ステムを使用した人工股関節全置換術を行ったので,短期成績を報告する.【対象および方法】2011年10月から2014年12月までに施行した60例のうち,1年以上経過観察しえた44関節を対象とした.内訳は,男性5症例,女性39症例,手術時平均年齢69.4歳,術後平均観察期間は2.1年,使用インプラントは,Taperloc(Biomet社)である.調査項目は,臨床評価として日整会股関節機能判定基準(JOAスコア),X線学的評価は(1)髄腔形状(2)ステムアライメント(3)Enghの固定性評価(4)Stress shieldingの有無である.【結果と考察】JOAスコアの改善と全例の良好な固定性が確認された.ステム設置に関しては,屈曲位挿入を4関節(9.1%)に認め,ステムが短くフラットな形状であり,アライメントに対する設置時の充分な注意が必要であると思われた.

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© 2016 西日本整形・災害外科学会
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