整形外科と災害外科
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腰椎すべり症に対してXLIFを施行し,indrect decompression効果が得られた1例
栗之丸 直朗中村 英一郎山根 宏敏邑本 哲平酒井 昭典
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2016 年 65 巻 1 号 p. 132-135

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抄録

腰椎すべり症に対してExtreme lateral interbody fusion(以下XLIF)を施行し,脊柱管の間接的な除圧効果が得られた1例を経験したので報告する.【症例】51歳 女性.18ヵ月ほど前から両下肢痛が出現し,内服加療効果がないため入院した.神経学的にはL3/4での馬尾障害と左L4神経根障害と診断した.X線にてL3前方すべりを認め,MRIにてL3/4の狭窄を認めた.L3前方すべり症と診断し,XLIF(L3/4)および経皮的L3-4後方固定(with PPS)を施行した.脊柱管の直接的な除圧術は施行しなかった.手術時間4時間45分,出血30gであった.術後4ヶ月の時点で術前に認めた痛みは改善し,MRIでは狭窄が改善していた.【考察】XLIFは,適切な椎間板腔の獲得と強固な固定により間接的な脊柱管除圧効果が得られ,また,低侵襲であることから出血や感染リスクの低減がはかれる方法である.

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© 2016 西日本整形・災害外科学会
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