整形外科と災害外科
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握力・筋量と栄養状態が腰椎手術患者の術前状態に与える影響の検討
山田 圭佐藤 公昭橋田 竜騎松瀬 博夫井上 英豪横須賀 公章吉田 龍弘松原 庸勝岩橋 頌二永田 見生志波 直人原 瑞枝西村 久徳横溝 尚美杉本 幸広橋本 成矢山領 麗加河野 恵美子高野 正代
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2019 年 68 巻 2 号 p. 242-246

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抄録

腰椎手術患者の栄養状態および筋量とQOLの関係を検討した.当科で腰椎手術を施行した腰椎変性疾患54例を対象として術前の血清アルブミン値,Prognostic Nutritional Index(PNI),MRI上の腸腰筋面積,日常生活自立度,握力,ロコモ25,JOABPEQを調査した.ロコモ25でロコモ度を診断するとロコモ度1が4例,ロコモ度2が50例認めた.PNIが40未満の栄養不良例はなかった.各パラメーターの相関を見ると,アルブミン値,PNIは握力と正の相関,ロコモ25と負の相関を示した.補正腸腰筋面積はアルブミン値,JOABPEQ,ロコモ25と相関を示さなかった.日常生活自立度に関するプロファイル分析で決定木解析を行うと第1分岐因子はPNIであった.腰椎疾患による運動器不安定症と栄養が関連していたことにより,術前状態を改善するために栄養介入する余地があり得る.

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© 2019 西日本整形・災害外科学会
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